こんにちは、フリーランスWebデザイナーのkana*です。インスタフォローしてもらえたら嬉しいです♩
- 未経験でもWebデザイナーになれる?と思っている方
- 実際に未経験からWebデザイナーになった人の体験談が知りたい方
- Webデザイナーになるために必要なことが知りたい方
結論から言うと、未経験でもWebデザイナーになれます!
というか、現在活躍しているWebデザイナーは全員未経験からのスタートです。
実務経験ありで生まれてくる人なんていないですからねw
私がWebデザイナーになったのは今から11年前。
25歳のときでした。
現在求人サイトを見ていると「実務未経験OK」と書かれている会社も多くなってるなと感じますが、11年前の求人サイトの応募条件には「実務経験2年以上」と書かれている会社ばかりでした。
実務経験を積むには就職するしかないのに、実務経験ありの人しか募集していない…。
この矛盾を不満に思っていました。
ですが私は結果的にWebデザイナーとして就職することができ、その後フリーランスとして活躍できるまでになっています。
この記事では、私が未経験からWebデザイナーになるまでの道のり・そして未経験からWebデザイナーになるために最重要なことについてご紹介します。
11年前というちょっと古いお話にはなるんですが、私はWebデザイナーとして働いていた会社で人事業務も任されていました。
新しくWebデザイナーを募集する際の書類選考や面接を担当しており、数々の求職者を見てきました。
そんな中で「こんな人はWebデザイナーになれる」「こんな人はなれない」というのが明確にわかってきましたので、そのあたりも踏まえてこの記事を書いていきます。
未経験からWebデザイナーを目指す方のお役に立てたら嬉しいです!
- 歴11年のWebデザイナー
- 10年間Web制作会社に勤務 → 独立
- フリーランス2年目
- 30代主婦・一児の母(娘溺愛中♡)
- 地域情報ブログ「福知Navi」運営
- 福知Naviインスタフォロワー1万人超
- インスタ集客の発信も行っている

contents
未経験からWebデザイナーになるための準備
まずは未経験からWebデザイナーになるために、何をすればいいのか?ということからご説明していきます。
私は新卒でとある会社の一般事務として働いていましたが、24歳のときにデザイナーになりたい!と思って退職を決意。
その後1年間スクールに通ってスキルを身に付けて、25歳で念願のWebデザイナーになりました。(後で説明しますが本来スクールは3ヶ月くらいで十分です)
何でデザイナーになりたいと思ったのか?などはプロフィールに詳しく書いていますので、興味のある方はご覧ください。

Webデザイナーになるためにはまず準備が必要です。
それでは私が行った準備についてご紹介していきます。
【1】必要なスキルを身に付ける(私の場合はスクールに通いました)
Webデザイナーの基本的な仕事はホームページを作ること。
そのためにデザインスキルとコーディングスキルが必要となります。
具体的なスキルや学習方法については下記の記事で詳しく書いています。

実務経験はなくても大丈夫ですが、スキルがないとWebデザイナーにはなれません。
スキルゼロの人を教えるのはなかなか大変なので雇ってくれる会社はありません。最低限のスキルは身に付けておく必要があります。
スキルの勉強は独学でも可能ですが(でもかなり難しいと思う)、私は独学なんて選択肢はなく最初からスクールに通おうと思っていました。
お金はかかってしまいますが、デザイン・コーディングの勉強は難しいのでスクールに通うのが一番確実です。
▼ オススメのWebデザインスクールまとめました!

お金が厳しいという方は職業訓練校を狙ってみるのもオススメ。
詳しくは「Webデザイナーになるには?」の記事の【step3】Webデザイナー必須スキルを習得する(3つの方法あり)の箇所をご覧ください。
私はその頃大阪に住んでいたので、梅田や難波にあるデザインスクール3箇所に体験へ行き、最終的にナガセPCスクールというスクールに通うことを決めました。
なぜそこに決めたかというと、高いけどまだ払える料金だったのと、スタッフや講師の方に好感を持ったというのが大きな理由です。
あるスクールでは体験に行くと「今、契約してください!」としつこく営業されて。。私そういうのすごく苦手なんですよね…。
その点、ナガセの方々は紳士的でした。
今考えるとけっこう簡単に決めたなーと思うんですが、大阪の一等地にスクールを構えていて全国展開もしているところであれば安全だしどこでも大体一緒でしょ?と軽い気持ちだったと思いますw
でもこのナガセPCスクール2017年に廃業してしまってるんですよね…。
いいスクールだったんですけどね。
ちなみにスクールの料金は40万円くらいでした。
この頃、デジハリやヒューマンアカデミーだと倍くらいの値段をしていたので、それはさすがに払えない…!と高いけどまだ払える値段のスクールに決めました。
調べたところ、今はヒューマンアカデミーなら一番安いコースは40万台になってますね!
デジハリも昔より通いやすい料金になっていると感じます。(それでも高いですけどね)
スクールの授業は映像教材を見て学んで、課題をこなしていくスタイル。
わからないところがあればいつでも講師の方に聞くことができます。
主に学んだソフトは下記の2つ。
- Photoshop
- Dreamweaver
Photoshopのスキルを学んでWebデザインを作れるようになり、そしてhtml・cssの基本知識・Dreamweaverでのコーディングスキルを学びました。
今は、AdobeXDやWordPressなど求められるスキルも増えていますが、まずはPhotoshopと基本的なコーディングスキルを身に付ける!
これは変わっていません。
このことも「Webデザイナーになるには?身に付けるべきスキルと学習方法を現役Webデザイナーが解説!」の記事に書いています。
念願だったデザインの勉強なんですが、コーディングの勉強はあまり楽しく感じられないとこもあり、やる気を見失ったりバイトばっかりした時期もあったりで、本来集中して通えば3ヶ月くらいで終わるところ、1年かかってしまいました。
映像教材は自分のペースで進められるのが魅力なんですが、サボろうと思えばサボれてしまう…。お気を付けください!
ですがWebデザインに必要なスキルは一通り身に付いたかと思います。
スクールの後半では、卒業制作として架空の花屋のホームページをイチから制作し、Webデザイナーになるためのスキルの準備は整いました。
【2】ポートフォリオを作成する
スキルを身に付けただけでは就職できません。
Webデザイナーとして就職するために一番大事なことはポートフォリオを作ること。
ポートフォリオの定義は色々ありますが「あなたがどんなスキルを持っていて、どんな作品を作れるか」がわかれば正直何でもいいです。
ベストは自分のWebサイト!
自分のプロフィールや経歴などを紹介し、そして作った作品を制作実績として載せ、そのサイトを見ただけでどんな人・そしてどんなスキルを持った人なのかが伝わる自分のWebサイトが作れたら一番です。
ポートフォリオの必要性や作り方については下記の記事をご覧ください。

ですがその当時、私はそのあたりのことをよくわかっていませんでした。
なのでスクールの卒業制作で作った架空の花屋のホームページをポートフォリオとして持っていくことに。
今考えれば不十分ですが、それでもないよりはマシです。
人事担当をしていたときに感じましたが、ポートフォリオがない人が多いので、1つでもあれば面接に呼ばれる確率は上がります。
あとは新卒で働いていた会社でチラシ制作の仕事を少ししていたので、そのチラシやその後自分でも作ったチラシをファイルにまとめて、面接時に見せる用のポートフォリオを作成しました。
ポートフォリオを持って就職活動
スキルとポートフォリオが揃ったらいよいよ就活開始!
私がどのような経緯を経て、未経験からWebデザイナーとして就職したかをご紹介していきます。
書類選考は高確率で通過
そしていよいよ就職活動!
最初に書いた通り、当時は「実務経験2年以上」を応募条件に挙げている会社ばかりでした。
ですが私はそんな会社にもどんどんエントリーしてみました。
(じゃないと応募できる会社がほんとになかった)
応募条件は満たしていませんでしたが、高確率で書類選考は通過!
それは今思えば、1つでもポートフォリオがあったからだと思います。
何回も書きますけど、後々人事担当者になって感じましたが、応募してくる人は本当ポートフォリオがない人ばっかりです!8~9割はなかったです。
私のポートフォリオは不十分だったと思いますが、それでも1つでもあったことで面接に呼ばれたんだと思います。
Webデザイナーを目指す方、絶対にポートフォリオを作りましょう!
圧倒的に有利になりますよ。
面接に行った数は1ヶ月で30社。
平日は毎日1~2社面接に行ってました。
でも面接には落ち続ける日々
ポートフォリオがあることで面接には呼ばれましたが、その面接では落ち続けました。
面接に落ちるって自分を否定されている感じがして本当病みますよね…。
今、自分で思う原因としては、
- ポートフォリオが不十分だった
- 自信なさげだった
この2つが面接に落ちた原因かなと思います。
ポートフォリオが1つのサイトしかなかったので「他の作品はありませんか?」と複数の会社から聞かれました。
チラシを作品として持っていきはしましたが、Webデザイナーとして就職を目指すならやっぱり必要なのはWebサイトの制作実績。
どれだけのスキルがあるか、どれだけ即戦力となるかということが1つのポートフォリオだけでは判断しかねたんだと思います。
あともう1つの原因「自信なさげだった」ということ。
ほんとにね、自信なかったんですよ。
就活をする前にスクールの方に履歴書をチェックしてもらったんですが「すごく自信がない感じが出ている」と指摘を受けました。
「実績はありませんが頑張ります」みたいな感じで、実績がないことを逆にアピールするような履歴書になっていましたw
自分が作ったデザインは自分では良いと思っているけど、果たしてそれがプロの目から見ても良いものなのか?ということがわからず、ずっと不安でした。
その不安から来る自信のなさが面接時にも出てしまって頼りない印象を与えてしまったのかなと思います。
仮に今、Web制作会社の面接に行けば、私は自信満々でアピールできます。
そして高確率で採用される自信があります。
「あなたの会社の役に立てます!」と自信を持ってアピールできることが就活においては大切で(これはWebデザイナーに限らずどんな業種で合っても同じです)、それが伝われば採用につながるんだと思います。
30社落ち続けた後、ついに内定が…!
面接を受けては落ちる日々を繰り返していましたが、結果的に内定を2社いただきました。
1つはアダルトサイトを運営している会社。
これねー、面接を受けるまで知らなかったんですよ。
求人サイトにはアダルトサイトを運営する会社なんてことは一切書かれてなくて。
(書くと応募者が集まらないからだと思いますが)
面接時に教えられて「抵抗はありませんか?」と聞かれ、実際抵抗はあったんですがその場では「いえ、ないです!」と笑顔で答えたことで採用されました。
採用の連絡をいただいたときは正直どうしようかと思ったのですが(他の会社は落ち続けていたので一旦ここに就職するべき?と悩みました)、ちょうど同時期にもう1社内定をもらったので、アダルトサイト運営の会社はお断りさせていただくことに。
そして幅広いお店や会社のホームページ制作を行うWeb制作会社に就職を決めました。
その会社は社内でのWeb制作事業をはじめたばかりで(それまではずっと外注)、私が入ったときWebデザイナーはまだ2人目でした。
Web制作の仕事をこれから増やしていこうという感じだったので、まだ実績のない私でも採用していただけたのかなと思います。
仕事の数が多すぎて人が足りない!という場合だと、やっぱり即戦力となる経験者が求められますからね。
こうして私は念願のWebデザイナーになることができました。
「Web制作事業をはじめたばかり」というのは私としてもありがたい環境で、会社のWeb事業の成長と共に、私も成長させてもらったと思います!
私はこの会社でWebデザイナーとして10年間勤務しました。
未経験からWebデザイナーになるために必要なこと
ポートフォリオを作ること
散々お話してきましたが、ポートフォリオを作ることが最重要!
これがあるだけで面接に呼ばれる確率がグンと上がります。
- 自分のWebサイト
- スクールでの卒業制作
- 知り合いのお店のWebサイト
などなど、何でもいいので自分が作ったサイトをエントリー時には必ず提出しましょう。
一番いいのは自分のWebサイトです。
自分の好きなデザインで作ってOKなので、是非楽しんで作ってみてくださいね。

正直、スキルや人柄がわかるしっかりとしたポートフォリオがあれば、高確率で採用されます!(面接時によっぽど変なことを言われなければ…w)
ちゃんとしたポートフォリオがある人がほんと少ないんですよ~。
自分のデザインが通用するか自信がない・ポートフォリオがあるのに採用されないという方は次のことを試してみてください。
自分のデザインの客観的評価を受けて自信を付けること
これは私が就活を振り返って「これをしとけばよかったな~」と思うことです。
私が通ったスクールでは特にデザイン指導はなく、自分のセンスと考えのみで作ったデザインだったのでこれが本当に良いデザインなのか…?と自信が持てずにいました。
ですがスクールの中にはプロのデザイナーからの指導を受けられるスクールもあるので、そんなスクールを選んでいたら…と今になっては思います。
プロからのフィードバックを受けて、客観的に見ても自分のデザインは大丈夫!というお墨付きをいただけていたら、自信を持って就活にチャレンジできたはず!
そしてきっと30社も落ち続けることはなかったと思いますw今となってはいい経験ですけどね。
今からスクールに通う選択肢がある方は、プロのデザイナーからのデザイン指導を受けられるスクールに通うのが一番!
デザインセンスも磨けますし自信にもつながります!
プロのデザイナーからのフィードバックを受けられるオススメスクールを下記の記事でまとめています。

スクールに通うのが難しい方やもう別のスクールに通っている方などは、例えば知り合いに声をかけて実際のお店のホームページを無料でも作らせてもらうなどをすれば自分のデザインの客観的評価を受けられます。
自分だけじゃなくお客様も納得してくれたホームページを作る経験をすると大きな自信につながります!
まとめ
私は下記のような順序を経てWebデザイナーになりました。
- スクールに通って必要なスキルを身に付ける
- ポートフォリオ(卒業制作)を持って就活
- 書類選考は通過するも面接は落ち続ける
- 1ヶ月で30社受けて2社内定をもらう
- 念願のWebデザイナーになる
これらの経験、また後々人事担当者を担当した経験から、Webデザイナーになるために重要なことは…
- ポートフォリオを作ること(自分のWebサイトがベスト!)
- 実績を作って自信を付けること
この2点!
特にポートフォリオが最重要です!
ちゃんとしたポートフォリオがあれば、面接に落ち続けるという悲しい経験をすることなく高確率でWebデザイナーになれますよ。
自信がない・ポートフォリオがあるのに採用されないという方は、知り合いに声をかけるなどして実績作りに励みましょう。
応援しています!
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