【書評】超多忙な弁護士が教える「時間を増やす思考法」年間1,400時間以上の自由を手に入れるルールと習慣
- いつも時間に追われていて、やりたいことができない方
- 時間管理について学ぶのがはじめての方
私には「やりたいこと」がたくさんあります。
でも会社員時代もフリーランスになってからも「やらなければならないこと」が多くそちらを優先してしまうので、自分が「やりたいこと」は後回し…。
どうにか時間を有効活用して、やらなければならない仕事もしっかりしつつ、自分のやりたいことを実現できないか?と思い、時間管理の本を片っ端から読むことに。
私は身につけたいことは同じテーマの本をたくさん読んで、本質を理解するという方法を取っています。
このことは「レバレッジ・リーディング」という本から学びました。
時間を増やす思考法は私が2冊目に読んだ時間管理の本ですが、まず最初にこの本を読めばよかったな~!と思うほど、わかりやすく実践しやすい本でした。
この記事では『時間を増やす思考法』の簡単な内容や、読んで学んだことについてご紹介します。
▼ 最終的に時間管理の本を8冊読みました!
そこから見えてきた時間管理の方法をまとめました。
著者紹介
著者:谷原 誠
- 超多忙な弁護士
- 25人の弁護士が在籍する法律事務所の代表パートナー
超多忙な弁護士である谷原氏ですが、仕事の時間以外に1年間で1,400時間以上を作り出していて、その時間を使って年間何冊も著書を執筆したりセミナー講師などをされているそうです。
(ちなみに睡眠時間は7時間以上)
「時間を増やす思考法」 では、仕事をバリバリとこなしながら、年間に1,400時間以上の自由時間を生み出す秘訣がたくさんと紹介されています。
目次と簡単な内容紹介
- 第1章:お金と同じように時間を考える
- 第2章:発想を切り替えるだけで時間は増える
- 第3章:休憩と睡眠をたっぷりとるほど時間は増える
- 第4章:テクニックを捨ててルールを見直すと時間は増える
この本では21のエピソードと共に時間が増える考え方や行動が紹介されていて、21個全てどれもためになるものばかり…!
まず最初に、時間を有意義に使っている人・または逆に時間がなくなってしまう人のエピソードがあり、その理由や解決法が紹介されるという流れで、すごく理解しやすい本でした。
時間を有意義に使ってる人のエピソードは「こんな風になりたい!」と思い、逆に時間がなくなってしまう人のエピソードは「あるある…」と共感できます。
私はたくさんの時間管理の本を読んでいますが、この本はその中でも特にわかりやすい!
時間管理の本をまず1冊だけ読むとしたらこの本がおすすめです。
「時間を増やす思考法」を読んで学んだこと
「時間を増やす思考法」 を読んでたくさんのことを学び実践していますが、その中でも特に印象に残った時間管理術をご紹介します。
自分が優先的に時間を使うべき価値観を認識する
本の中に「自分が優先的に時間を使う価値観リスト」というものがあります。
自己成長・家族といった価値観に対して点数を付けていき、自分が大切にしていること・自分が時間を使うべき事項がわかるというものです。
私の中で一番大切なのは家族。特に娘の幸せ。
仕事も大好きで大事なんですが、仕事は家族が幸せに過ごすためにしていることでもあります。
私は以前、休日の娘のお昼寝時間に「ブログを書こう」「片付けをしよう」と予定を決めていた時期がありました。
娘は大体2時間くらい寝るんですが、予定通りに寝ない日もあります。
なかなか寝なかったり、寝てもすぐ起きたりすると「あー○○したいのに~」と思ってしまっていました。
この頃は自分の価値観を認識できていなかったなと思います。
今は家族との時間が一番大切だと再認識したので、休日に自分の予定は入れず、家族との時間を最優先にしています。
私の場合、大事なのは家族と、次に仕事。
それはわかっていたつもりなんですが、振り返ってみると仕事を最優先にしてしまったり、家族・仕事以外に時間を使っていたこともたくさんあるなと実感しました。
この価値観を再認識したことによって、自分が時間を使うべきこと・使う必要がないことがわかりました。
人間の意志力=ウィルパワーの温存
人間の意志力【ウィルパワー】は考えたり決断を繰り返すと減少し、集中力がなくなっていくそうです。
スティーブ・ジョブズがウィルパワーを温存するために、毎日同じ服を着ていたというのは有名な話ですが、私もこの方法を取り入れました。
5着服を用意し、平日はローテーションで着ています。
「今日何着よう?」と考えることがなくなりました。
休日は好きな服を着ます♩
他にも決断の連続である買い物はできるだけまとめて行ったり、献立は1週間分まとめて考えたりしています。
毎日「今日のご飯何作ろう…」と悩まなくて済みます!
また何かを後回しにすると、頭の中で「しなければ」という思考がずっと残っていてウィルパワーを消耗するそうです。
このことから5分以内に終わることはできるだけ手を付けた段階で終わらせる!ということを意識するようになりました。
郵便物はポストから取り出した時点で、捨てる・保管するなどに分けるようにしています。
部屋も散らからないので一石二鳥!
疲れる前に休憩する
ぶっ続けで作業するよりも、こまめに休憩する方が生産性が上がるとのこと。
大切なのは「疲れる前に休憩する」ということ。
私は集中すると3~4時間くらい休憩を入れずに作業することがあるんですが、その後の疲労感がすごいんですよね…。
回復にものすごく時間がかかって、よりたくさんの休憩が必要になってしまいます。
娘が保育園から帰ってきても、疲れすぎていてあんまり遊んであげられない…ということもよくありました。
作業が捗っているときは休憩するなんてもったいない!と思ってしまっていたんですが、今は1時間に1回(5分程)休憩を取るように意識しています。
でもこれがかなり意識しないと難しい…!
1時間なんてあっという間に過ぎてしまい、気づけば2時間経ってた!ということもよくあります。。身につけられるように頑張ります…!
快楽ではなく「幸福」のために時間を使うべき
恐らく全ての人の人生の目標は「幸せになること」ではないでしょうか?
手段は違っても、幸せな人生を送ることを目標としていると思います。
この本を読んで印象に残ったフレーズがあります。
- 昔はあったのに今はないもの:幸福
- 昔はなかったのに今あるもの:快楽
一見便利で手軽な息抜きに見えるインターネットなどによって人間にもたらされるのは、刹那の快楽であり、それは幸福ではない
私は用もないのについスマホを触ってしまい、ネットニュースやSNSを見る時間が多くありました。
「スマホ脳」という本によると、スマホを見て情報を得ることで快感や興奮をもたらす物質ドーパミンが分泌されるそうです。
だからみんなつい見てしまうんですね。
でもそれは単なる「快楽」であって「幸福」ではないんだなと実感させられました。
今後は快楽ではなく「幸福」のために、時間を使っていきたいと思います。
まとめ
数ある時間管理術の本の中でも、特におすすめの本です。
基本的なことがたくさん書かれているので時間管理術を学んだことがある方には物足りないと感じるかもしれませんが、はじめて学ぶには最適な本だと感じました。
この本を読んだことで、私の1日の時間の使い方がガラリと変わりました!
時間がないと感じていて、でもどうすれば良いかわからないという方は是非読んでみてください♩
▼ 最終的には時間管理の本を8冊読みました!
そこから見えてきた時間管理の方法をまとめました。
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