2021年12月に京都府福知山市のさんの丸様より発売された「鬼豚スパイスカレー」のパッケージデザインを制作させていただきました。
ゴロッと入ったもちもち食感の京のもち豚と厳選スパイスが相性抜群のレトルトカレーです。福知山在住のイタリアンシェフ・スパイスクリエイターによって作り出されました。
この記事では、鬼豚スパイスカレーパッケージの制作をご依頼いただいた経緯・制作内容・デザインのこだわりなどについてご紹介いたします。
制作をご依頼いただいた経緯
鬼豚スパイスカレーを開発された、京都府福知山市にあるさんの丸。
こちらの広報担当の倉田楽さんと以前よりお仕事をさせていただいていて、鬼豚スパイスカレーのパッケージデザイン制作のお話をいただきました。
私はWebデザインが専門ではあるものの、詳しくお話を伺って「作ってみたい!」と思ったのでチャレンジさせていただくことになりました。
制作内容
- デザイン制作(3パターン提案)
- 写真撮影
「こんなデザインで作ってほしい」という希望はなく、渾身の1案か、何パターンか作って提案してほしいというご希望でした。
写真を使うかイラストを使うかも決まっておらず、全くの白紙。
難しかったですが作り甲斐がありました!
元々無印のようなデザインがいいかな?というお話がチラッとあったので、無印のようなシンプルデザインのもの・イラストを使ったもの・英語でおしゃれに仕上げたものの3案ご提案し、イラストのものを選んでいただきました。
私もイラストの案が一番気に入ってたので良かったです♩楽しく作ったデザインです。
イラストははじめ素材を入れていて、そこから全体のテイストにあったオリジナルイラストを描いてくれるイラストレーターさんを探すことに。
このカレーは全員福知山のクリエイターで作り上げたいという想いがあったので、福知山在住のイラストレーターきくなさんにお願いして、可愛い鬼のイラストを描いてもらいました。
また完成した後に写真撮影も行いました。
撮影は私の夫が担当です。
本棚に並んでいたら可愛いかも?ということで、福知山のブックカフェ・モジカで撮影をさせていただきました。
デザインのこだわり
広報担当の方からも「鬼は怖いイメージをもたれているけど、逆に牧歌的な鬼のイラストもいいかも?」とアドバイスをもらっていたので、可愛い感じで作ってみよう!と思って作った案です。
「鬼豚」という文字が、フォントによってはすごく男性っぽくいかつい印象が出てしまうのですが、レトロ可愛いフォントを使用して親しみやすいデザインに仕上げました。
掲載する内容量が多くバランスが難しかったのですが、側面や上部分も上手に利用して全ての情報を入れることができました。
「厳選スパイスのコクが鬼深!もちもち食感の京のもち豚がゴロン!」などのコピーは全て倉田楽さん作です♩私には思いつかないのですごいなぁ。
制作を担当した感想
楽しかった!
けど、大変だったー!というのが本音ですw
この案はイメージがすぐ湧いてサクサクと作れたんですが、3案別のデザインを作るのがまず大変でした。
渾身の1案でこの案だけでもよかったんですが、やっぱり複数から選んだほうがお客様も納得感があるし私も安心なので、3案頑張って作りました!
そして皆様の前でプレゼンして…(緊張した。。)
あとは絶対ミスが許されない印刷物。
何度も細かい修正を重ねて、色校正も経て(印刷してみると色のイメージが変わるのでまた修正して)、ようやく無事に出来上がりました。
完成した実物を見るとやっぱり感慨深いです。
最終的に色もイメージ通りで、可愛く仕上がって良かったです♩
このスパイスカレー、すっごく美味しいんです!
私は辛いカレーが苦手なんですが、このカレーはショウガを多めに使っていてまろやかな辛さで食べやすく、また食べたくなる美味しさでした。
今は福知山でしか販売していませんが、オンラインショップもいずれはじめる計画があるので、全国の方に食べてもらいたいなぁ。
カレーの一番の売りは味!
それは間違いないんですが、このパッケージデザインも売り上げに貢献できる1つの要因になれば嬉しいなと思います。
パケ買いしてくれる人がいたら嬉しすぎる…!